2025年7月3日木曜日

【初心者向け】バッチファイルで不要なファイルを自動削除する方法

【初心者向け】バッチファイルで不要なファイルを自動削除する方法【Windows対応・安全設計】

先日でべそさんが動画編集中に誤ってピークファイルを消したようです。ある程度溜まってから手動から消していたそうで、人為的なミスだったようです。

こんな時、「不要なフォルダ内のファイルを自動で削除できたらいいな…」と思った方もいるかと思います。

そんな時、batファイルというプログラムを作ればフォルダ内のファイルを自動で削除できます。

この記事では、初心者でも簡単に自動でファイルを削除するプログラムを作る方法を教えます!

⚠️最初にお読みください|自動削除は便利ですが危険もあります

この記事で紹介する内容は、フォルダ内のファイルを自動で削除する方法です。

一度削除されたファイルは、復元が難しい可能性があります。必ず以下の点を守ってください。

  • 📦 大切なデータは削除前にバックアップを取りましょう
  • 🧪 必ずテスト用フォルダで動作確認してから本番に使いましょう
  • ❗ 誤ったフォルダを指定すると、重要なデータが消えてしまう危険があります

✅この記事でわかること

  • バッチファイル(.bat)を使って、フォルダ内の不要ファイルを自動で削除する方法
  • 特定の拡張子だけを削除する応用テクニック
  • 削除処理を誤って実行しないための安全な設計

🎒準備するもの

  • Windowsパソコン(Windows 10 または 11)
  • 不要ファイルが入っているテスト用フォルダ(例:C:\TESTT)

📝ステップ1|メモ帳でバッチファイルを作成しよう

まずは「削除プログラム」のもとになるファイルを作成します。

  1. メモ帳を開きましょう
    「スタート」→「メモ帳」と検索して開きます。
  2. 以下のコードをコピーして貼り付けてください。

✅ 基本の削除コード(サブフォルダは含みません)

@echo off
chcp 65001 >nul
setlocal

:: フォルダのパスを指定(例:C:\TESTT)
set "targetPath=C:\TESTT"

echo ============================================
echo ※以下のフォルダ内のファイルを削除します※
echo %targetPath%
echo ============================================

echo 続行しますか? (Y/N)
choice /c YN /n /m "選択してください: "
if errorlevel 2 goto :eof

echo ファイルを削除中...

:: サブフォルダを含めずに削除
forfiles /p "%targetPath%" /m *.* /c "cmd /c del /f @path"

echo ファイルの削除が完了しました。
pause

🔄 応用編|特定のファイルだけ削除したいとき

forfiles /p "%targetPath%" /m *.tmp /c "cmd /c del /f @path"

💡補足:
targetPathの値は自分の削除したいフォルダのパスに変更してください。フォルダ名にスペースが含まれていてもダブルクォーテーションで囲まれているので問題ありません。

💾ステップ2|バッチファイルとして保存する

メモ帳のメニューから「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択します。

  • ファイル名を delete.bat にします(拡張子 .bat を忘れずに)
  • 「ファイルの種類」を「すべてのファイル」にして保存
  

🧪ステップ3|動作確認を行う

テスト用のフォルダ(例:C:\TESTT)に削除してもいいファイルをいくつか入れます。

  実行前のフォルダの様子

作成した delete.bat を右クリック →「管理者として実行」(推奨)します。

実行直後の画面

「Y」を入力すると削除が始まります。

  

実行するとフォルダの中身は全て削除されています!

  実行後のフォルダの様子

🔄 応用編|特定のファイルだけ削除したいとき

例:.tmpファイルだけ削除したい場合

forfiles /p "%targetPath%" /m *.tmp /c "cmd /c del /f @path"

他にも .log.bak など、拡張子ごとに分けて削除することができます。

💡さらに便利に|定期実行したい場合

Windowsの「タスクスケジューラ」を使えば、作成した .bat ファイルを毎週・毎日など自動で実行できます。

⚠ タスクスケジューラの設定は別記事で詳しく解説予定です。

✅まとめ|バッチファイルでPCの整理を自動化しよう

バッチファイルを使えば、クリック1つでフォルダの整理が可能です。ただし、削除系の処理には常に注意が必要です。

以下のポイントを守って、便利に・安全に使いましょう!

  • 🔄 テスト環境で必ず動作確認
  • 💾 重要ファイルはバックアップを取る
  • ✅ フォルダ指定は間違いなく慎重に

📝補足・注意

この記事の内容は自己責任で使用してください。万が一データ損失が発生しても、筆者・当サイトでは責任を負いかねます。

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