2014年10月4日土曜日

大盛り店の苦悩

ちょくちょく大盛りのお店に行くことが増えてきたんですが、
共通してるのは店のご主人が豪快で気さくな方なんですよね。
こないだ行ったお店なんかは、当日大雨の影響で客足が乏しくなかったこともあったためか、
自分が食べてる間しばらく隣で監視役のシーホーさんとお話されてました。
うちらは前日に電話で撮影のアポを取ったということから話は展開していき、いつしか繁盛店の苦労話に発展していきました。
そのお店は雑誌やテレビなどで何度も取材を受けてきたそうなんですが、中には悪質な取材陣がいるようで。
例えばとあるケーブルテレビ局が取材して後日放送された際に、テレビに映ったお客さんからクレームが入ったそうです。ケーブルテレビの放送って月に何度も再放送をして、しかも放送時間もちょいちょい変わるじゃないですか。それを夕方の時間帯に見たお客さんの会社の同僚が「あいつまだあそこでくつろいでるのか!」と勘違いしてひと悶着あったそうなんです。ケーブルテレビならではのいざこざですね。
かといって地上波のテレビ局は、取材の仕方に難があったそうで。まずお店に入った際に「撮影しやすいように」と店内のイスやテーブルの配置を変えても良いかと要求してきたようで。しぶしぶ了承した店主が配置を変更して一通り撮影したあとに「店の外観を撮ろうと思います」と言って、片付けもせずに出て行ったようなんです。そこから正午の時間帯になり客足が増す中必死にテーブルの配置を戻していたら、また取材陣がやってきて「今度は繁盛している店の様子を撮らせてくださ・・・あっ!なに勝手に配置戻してるんですか!」と言いがかってきたようなんです。結局改めて店内を撮影したあとはそそくさと出て行って印象は最悪だったらしいです。
そして店主が一番腹が立った取材は、とある出版社の雑誌の取材だったらしいんですが、なんと大盛りのメニューを作ったのを写真をパシャリ、と撮っただけで、一口も食べもせずに帰っていったそうなんです。「せっかく作ったのにどうしてくれるんだ!」と思わず怒号を飛ばしたそうですが、一切耳を貸さずにそそくさと出て行ったらしいです。
ニュース以外にもマスゴミというのは活動できるものなんだな、と店主の話を聞きながら自分は徐々に完食のプレッシャーに押しつぶされていくのでした。
皆さんもそういった店に行く際には必ず食べきる自信のある者しか挑戦しないように!